桜の季節が過ぎてやっと緑が増えて来たが、3月中旬までの庭の西側は、駐車スペースで立体感が無いためか殺風景な感じ。
フレンチラベンダーが気を吐き、今はクリスマスローズを地植えにしたので少しは明るくなったと思うが、庭の西側はどうしても寂しい。
お隣と接しているからオリーブのように大きくなる常緑樹を植えるのは無理だし、常緑の低木には好きなものが無い。
「じゃあ花壇を造って常緑のハーブを植えよう!」と考えたが、庭に出る事が多い暖かい時季は伸び放題の芝が青々としているから、「このままでも良いか?」と考えてしまって構想がまとまらずに10数年。
どんな花壇を造ろうか?
昔からコッツウォルズストーンの質感が好きだったので、家を建て外構工事の時に使いたいと考えていた。でも見積もりを取ったら予想よりも遥かに高くて諦めた経緯がある。
お店の説明書きを見ると、50kgあれば予定しているサイズの花壇を造れそうだ。
今年は上の子の進学に伴う一人暮らしの準備で大きな出費があったので、自分の小遣いから60kg分購入した。
芝を剥がしてから思い出したが、境界のブロックの基礎があって、土の深さを深く取れない所があるから芝を植えたんだった。
そのためにも花壇を高くして土の量を稼ぐ必要がある。しかし石を並べ始めると、明らかに石が足りない。
勿論大きいサイズの石は割って並べたが、どう考えてもあと40kg分くらいないと予定した高さの花壇を造れなそうだ。
直ぐに追加で石を買って来ることも考えたが、高さを低くする事で何とか形にした。
でも石を小さく割ったので、客観的に観て貧弱。悪く言えば"貧乏臭い"仕上がり。
何も無いと寂しいので、ドドナエアの鉢植えを置いた。
レモンタイムと株分けしたベロニカ・オックスフォードブルーを植えたが、色合いが暗くて失敗だ。
クリスマスローズの周りに植えてあるカラミンサが常緑だし葉の色が明るいので移植しよう。
コッツウォルズストーンと枕木花壇との間にはドドナエアの鉢植えを置いて立体感を出そうとの考え。
現在はプルプレアを置いてあるが様子を観てグリーンと交換するかもしれない。
鉢の周りにはセダム・モリムラマンネングサを移植した。
イメージしたようなものにはならなかったが、脱"殺風景"の第一歩を踏み出せたと思う。
九州では大きな地震があって、お亡くなりになった方もいる中、呑気に庭いじりをしているのは申し訳ない気分になる。
お亡くなりになった方のご冥福を心からお祈りするとともに、5年前を思い出して災害への備えを改めて見直そうと思う。