mecha_ismの日記

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クリスマスローズ

植木鉢を買いにジョイフル本田に行ったところ、大森プランツの社長によるクリスマスローズについての講演&展示即売会があるのこと。
大森プランツのことはクリスマスローズやバラの生産で知っていたので参加してみた。

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内容はクリスマスローズ栽培のコツや花の種類、トレンドなどの話。

社長曰く、作りたい花を交配で生み出すのが面白いとのこと(育種は外注?らしい)。
メダカの新種を追い掛けて交配を繰り返している人と同じなのだろうか?
でもメダカは250℃・日で孵化するから短期間で繰り返し交配を行え結果もわかるけど、クリスマスローズは花を咲かせるにも3年はかかる。だからもう一世代選抜して系統を固定するには10年かかる。新種、新色が高いのも納得だ。

覚えている話は、
・最近は小輪系が人気。
・5月まで成長する新葉を育てると、翌年沢山の花が期待できる。
・10月頃の細い葉芽の出現は根腐れの兆候。
・乾燥には強いから根腐れ防止の為に深鉢は避けた方が良い。
・生産者は株の大きさに対して小さめの鉢で育ててる。
・鉢植えの場合には、たまに鉢から抜いて根詰まり、根腐れを起こしていないか確認した方が良い。
・植え替え時に根を洗うことはしない。
・根鉢は根が千切れるのを気にせず解した方が良い。
・庭植えの植え替え、株分けは涼しくなってから、11月頃にやるのが良い。
・株は外側に展開するので何年も経つと中央がハゲてくる。
鹿沼土は乾燥ぎみで赤玉土は湿気っぽいから、水遣りの頻度(習慣)に応じて配合を使い分けると良い(pHには注意)。
・酸性よりもアルカリ寄りの中性の方が花が良い。

生産者ならではの話もあり1時間の講演はあっと言う間だった。
講演後に展示即売のクリスマスローズを見て回ると、講演前には気にならなかったクリーム色の小輪が目に留まった。
4本の花芽と株元の様子から恐らく4年株。この春の成育次第で来春は見応えある株になりそう。
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社長の「最近は小輪系が人気!」に乗せられた気がするが、家に小輪は無いので買ってしまった。
3cmくらいのクリーム色の花(がく)。良く見るとダブルかな?
丸弁で可愛らしい。