mecha_ismの日記

内燃機関、自転車、生き物、植物好き

芝生の手入れ

今年は芝生よりも他の事に目が向いていたので芝生の手入れをやらずに来てしまった。既に真夏の陽気だが本格的な夏の前にどうしてもやっておきたくて、昨日仕事から帰ってからコアリングを行った。


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何故コアリングなんて面倒な作業をやるかというと、 家の場合は、庭に芝を張る時にちゃんと下地造りをしなかったから。
川砂メインの排水性の良い下地を造ったなら不要な作業だと思う。始めにちゃんと下地を造らないと後のメンテが大変だ。

穴開けと根切りを一度に出来るのがウリの安物の道具を使っての作業は、詰まらない拘りもあって結構な時間が掛かったが何とか日没前に終了。

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昨日開けた穴には、まず発酵済みの鶏糞を適当に放り込んだ。

ネットで「芝生 肥料」で検索すると、芝生の肥料として鶏糞を使う人はあまり居ないどころか否定派が多いようだ。
発酵済み鶏糞と言えども、分解の過程でアンモニアガスが出るから臭いが気になるとか、ミミズや虫が湧く、鳥のフンを撒いた芝生に寝転がるのは嫌だ、肥料焼けするなどが否定派の主な理由。

鶏糞は、養鶏業で出た「産廃」が原料。発酵やパッキングの手間は掛かっているが、化学肥料よりも格段に値段が安い。
肥料としても窒素とリンを多く含んでいて優秀だが、成分が均一で無いから施肥量が分からないとかいう意見もある。
でも、庭での植栽なんて、日照時間をコントロール出来ない時点でキッチリやれるものでは無い。水遣りだって機械的にやるのものでは無くて、植物や用土の様子を見ながらやるのだから、肥料だって同じこと。様子を見ながら最適を目指す。

それに芝生を綺麗に管理する行為は、「肥料を刈り取って捨てる事」でもある。
刈った芝を再利用するなら別だが、ただ捨てるなら肥料は安い方が良いのでは?

鶏糞も芝生に穴を開けて埋め込めば、臭いと葉の肥料焼けも回避出来る。
歓迎しているのでミミズが増える理由は考えたことが無いが、変な虫が湧く事は無かった。何より今まで芝生が青くなることはあっても目に見える害は無かったので気にしない。

所詮は芝生。
芝生を切り取ってリビングに敷き詰める訳でも無い。あまりに綺麗に仕上げては、芝生に入る事を躊躇してしまうだろう。


例年に2回やっているコアリングは、開けた穴に発酵鶏糞を施肥し、排水性を良くする為に川砂を入れるか、通気性向上を狙って開けたままにしていた。でも今年はコアリングで開けた穴にモミガラを入れた。
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モミガラを入れようと思った理由は、毎年の根出しと不陸直しの目土でグランドレベルが上がっているから、徐々にで良いからレベルを下げようと考えたから。
コアリングで出た土を他の場所に移動させれば土の絶対量が減りグランドレベルは下がるはず。

モミガラは、シリカを多く含む為になかなか分解されないから土壌改良という観点からはもどかしい。
刈ったり枯れたりした芝が蓄積したサッチ層は、病原菌の住処になったり湿度が高いままになり芝に良く無いと言われている。その論理からするとモミガラを使うのは良く無いのかもしれない。
でも完全に分解されるまでは通気性が確保されるので、その下にある発酵鶏糞がアンモニアガスを出しても根を痛めることは無いし、分解されればシリカを供給できるから芝も丈夫になるだろう。

それと白いご飯と甘めの卵焼きが好きな俺としては、稲作と養鶏から出るモミガラと鶏糞を活用して庭の花木を元気に出来たら良いなと考えてるんだ。