年明けに甘々な冬剪定を済ませ2月末に植替えを行った。今更だけど昨年の振り返りを兼ねて記録を残そうと思う。
レディ・エマ・ハミルトンA オレンジ植替えの際に根の状態を見ると、太い根が枯れて黒くなっていたのと、接口の上から台木に向かって穴が開いていた。夏に落ちた葉が涼しくなってもあまり出てこなかったからおかしいと思っていたら、カミキリ虫に入られてしまったようだ。地植えで奥側だったから根元の木屑に気付いてやれなかった。
黒くなった根は切り取り、カミキリ虫対策として今回の植替えでは接口を埋めたが、幹に穴が開いているから腐ってしまうか?
エマは、花色と香り、新梢の銅葉が好きだ。挿木株を含め3株あるからまとめて玄関脇に植えようとも考えたが、もっと高さが欲しいからエマはこの1株だけにした。暖かくなりそれなりに芽が出てきたから立ち直りそうだ。
レディ・エマ・ハミルトンB オレンジ管理と環境も良く無いのだろうが、特性として暑さに弱いようだ。昨年も夏に葉を落とし涼しくなると葉を茂らせ秋には花も沢山咲かせてた。
この株は玄関脇に地植えした株のバックアップとして鉢に上げた。コンディションはこの株の方が良いが、鉢植えとしての見栄えを考えてこちらを鉢に上げた。用土は新しくブレンドしたものを使用した。この株もそうだが、デビッド・オースチン・ロージズから買ったデズデモーナが結構な深植えだったから、今回植替えた株は全ては深植えにした。
レディ・オブ・シャーロット オレンジ玄関脇にバラを植えようと考えた時に、大好きなレディ・エマ・ハミルトンでは樹高が低いから、エマと雰囲気が似てて、つるバラとして扱えるのレディ・オブ・シャーロットを植えたいと思っていた。処分価格で売っているのを見付けた時は、用土にコケが生えていだが構わずに買ってきた。マグアンプを混ぜた土を足して10号のスリット鉢に植えたが期待したほどの成長は見られなかった。
それでもコンディションは良く、寒くなってからも葉が青々しててつるも伸びてるから無理に休眠させずに植え込んだ。暖冬だったから?それとも耐寒性が強いのか? 暖かくなって出て来た新芽の赤と元々の緑が混在してる。雑草対策で小さめのパークチップを敷いた。元気に育って欲しい。
アイスバーグ ホワイト一旦は地植えしたのに鉢に上げたりと俺の気分に振り回される可哀想な株。昨年は太いシュートを活かしたスタンダード仕立てにしてた。カイガラムシが付いたがコンディションは良かった。
根元の宿根リナリアを整理してサイズを落とした鉢に移植。これはこのままスタンダード仕立てで管理していこう。用土は替えず油かすをやった。
シャーロット・オースチン ソフトイエロー昨年は肥料を積極的にやらなかったからかほとんど成長しなかった。
2株ある両方とも大した剪定もせずに花壇に移植した。どう成長するかな?
クレアオースチン クリーミーホワイト昨年の夏の売れ残り。これも水切れを恐れて10号のスリット鉢に植えた。肥料をやらなかった割にはそれなりの成長がみられた。
つるバラとして仕立てようと、HCの処分品の中から鉢置き台と一体になったトレリス?を掘り出してきた。用土は替えずに中耕して油かすをやった。
プリンセス・アン ピンク昨年の春に売れ残りで値引きされていたもの。試しに作った用土を使って10号のスリット鉢に植えていたが、根の状態が良くてモヤシのような白根が沢山あった。今年の植替えに使った用土はこの時の配合。
用土は変えずに油かすの施肥のみ。これは細かいトゲが多いから皮手袋をやって扱わないといけないのが面倒。
デスデモーナ 淡いピンク庭の多くのバラが売残りの救済株である中、本家の用土と植え方を参考にしようとデビッド・オースチン・ロージズから購入したもの。
今年は購入時のままにしようと思っていたが、他の株と用土が違うと管理が面倒だから、元の用土を適度に落としてテラコッタの鉢に植替えた。
ヴァネッサ・ベル レモンイエロー ショップから購入した株は無くなってしまったが、剪定した時の枝を挿したものが大きくなり、その株の剪定枝を挿した株も大きくなってる。その後は自由にさせていたら枝は細く木立の樹形になった。
2株をお揃いの鉢に植えた。今年の生育状況をみて今後の維持サイズと置き場所を決める。
ゴールデン・セレブレーション 濃いヤマブキ色昨年の夏の売れ残り。ヒョロヒョロの枝に付いた葉が薄緑色で状態は良くなかった。根鉢を崩さずマグアンプを混ぜた土を足して10号のスリット鉢に植えたがほとんど成長しなかった。水切れを恐れず小さい鉢のままで良かったか?
細い枝を払ったら、大苗として売ってる状態と変わらなくなった。鉢のサイズ、用土は変えずに油かすをやった。今年は成長して欲しい。
ラ・パリジェンヌ イエローオレンジ売残りを救済して以降、鉢植えの時は貧弱なままだったのに、地植えにしたら太いシュートが2本出て樹高が1.5mくらいになった。
大きく伸びたシュートを活かしてスタンダード仕立にしようとも考えたが、太いシュートは途中でカットし鉢に上げた。大きく維持するつもりで大きな鉢を使ったから、他の株の用土よりも日向土の細粒を多めにした軽い用土を使った。
ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ 絞りの入った赤これも地植えにしたら環境が良かったのかシュートを伸ばして大きく育った。半つる性とのことで花殻をそのままにしてたらローズヒップが沢山出来た。
これもラ・パリジェンヌと同じ用土でお揃いの大鉢に上げた。今年の様子をみて地植えに戻すか考える。
アレゴリー 黒赤紫
ラ・パリジェンヌ、ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイが地植えにしてから大きく育つ一方で、コガネムシの幼虫に根を喰われて全く育たなかった。
株の状態に対して大きいが、10号のスリット鉢に上げた。芽吹き具合が良いので今年は良く育つかな?
デルパールのバラは耐病性がハンパ無い。花の香りは弱いが、ERやアイスバーグなどが黒点病になる中、ラ・パリジェンヌ、ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイとも全く発症せず剪定するまで葉が青々としてた。育て易さの点でおすすめのバラだな。
クリーミーエデン 薄緑色調子は悪く無いが樹形が乱れてきてる。剪定が甘かったから芽かきでバランスを取ろう。
花に香りは無いけど花色が大好きなバラだから、コッツウォルズストーン花壇のセンターに植えた。
エリナ 白香りの良い凛とした綺麗な花を咲かせシュートも出していたが、植替えの際に癌腫を見付けてしまった。好きなバラだし植栽計画が狂ってしまった。ショックだ。
今までの用土のまま10号プラ鉢に移植し油かすをやった。同じく癌腫のレッドダイヤモンドもそうだが、他のバラと比較して新芽の展開が早い。癌腫と関係があるのか? 癌腫のウイルスは常在菌らしいから、発症する時は何らかの原因があったと考えるべき。しばらく様子を見て元気が無くなるようなら廃棄も考えよう。
レッドダイヤモンド 赤癌腫を見つけたショックから放置気味にしていたらカイガラムシが付いて更に調子が悪くなってしまった。
廃棄前提でプラ鉢に移植し油かすをやった。今年はちゃんと面倒をみて癌腫に負けないようなら廃棄はやめて大切にしよう。
ピエール・ド・ロンサール 白&ピンク一昨年の売れ残り。つるだと思っていたが違った。昨年はコンクリートの駐車スペースに置いていたせいで夏バテから調子を落としてしまった。
用土を替えて油かすをやった。
つるブルームーン 薄い紫新苗を救済して6号角鉢に植えていたが水切れで瀕死の状態にしてしまった。それでも何とか回復。ここまでくれば大丈夫だな。
地植えにして道路側のウッドフェンスに誘引するつもりだが、10号のスリット鉢に植え油かすをやった。
サマースノー 白チュウレンジバチの幼虫に葉を食べられるのは毎年の事だが、昨年はシュートを出さずあまり動きが無かった。1番古いバラだから歳を取って動きが悪くなったか?
枝を整理して株元に油かすをやった。
白雪新苗の売れ残りを救済して2年。昨年は夏に太いシュートが出たから鉢増した。
白雪とサマースノーとで花壇を挟もうとコッツウォルズストーン花壇の左側に地植えにし、誘引と言うわけでは無いが昨年伸びたシュートをフェンスに固定した。
ラバグルト 黒赤夏バテなのか肥料をやらなかったからなのか、秋にはあまり花が咲かなかった。
用土を変えてテラコッタ鉢に植えた。もうちょっと細い枝を剪定しても良かった。芽かきで調整したつもり。買った時のように沢山咲くかな?
仕事の都合で水を欲しがる夏に適切な水遣りが難しいから、鉢植えには昨年試しに作った用土の配合でセオリーよりは大きな鉢に植え替えた。
コッツウォルズストーンの花壇花壇を白花のつるバラで囲み、中央にクリーミーエデン、その両脇にシャーロット・オースチンを配置。色の対比でクリーミーエデンが引き立つだろうと前景には小さくまとめる前提でラベンダー・グロッソ、ミヤマホタルカズラを植えた。メドーセージをクリーミーエデンの後景に配置することも考えたが、冬が寂しいのは変わらないし、根茎で広がってコントロール出来なくなるからやめた。何年もまとまらなかったコッツウォルズストーンの花壇だがこれで良しとしよう。