子供の頃から物の構造に興味があって、今でも酒を飲みながら身近な物の構造から設計思想に思いを巡らす時間がある。
最近は離れているが車とバイクのエンジンは特に好きだった。
若い頃に自分で車やバイクを買えるようになると、自分と同じ車やバイクよりも速く走るためにあれこれ部品を変えるようになった。
でも工賃を払って他人に作業をしてもらうのでは無く自分でイジる。
素人の自分がやるとプロと同じクオリティにはならないが、プロの仕事に近づくために良く良く調べ勉強することで理解は深まる。そして何よりも自分でやれば工賃が浮き、自分の手元には工具とノウハウが残る。
工作機械までは買えないからそれが必要になる加工は専門の業者に依頼したが、趣味のレベルを遥かに超えた工具が沢山手元に残った。
趣味は仕事では無い。何をしたくて、それに対してどのくらいのコスト(時間、お金)を掛けられるか?
将来的にその趣味を止める時の事を考えられるか?生き物を飼うなら最期まで面倒をみる覚悟を持てるか?
目的を達成するために必要なパーツや工具、道具が高額で手が出なければ、手段を変えるか、工夫することで達成できるのか?
それがダメなら目的自体を諦めざるを得ないがそれでも楽しめるかどうか?
そんなことを考えてみることを勧める。
年が明けた。
今年は趣味のどれかを止めるのでは無く全体的に縮小しようと思う。その代わり一つ一つに向き合う時間を増やして満足度を高めたい。趣味とは自己満足なり。