バラの一番花が咲き誇るのを楽しみにしていたが、職場の後輩が病気を苦に自殺するという出来事があってバラを楽しむ気分になれずに過ごして居た。
20数年前「走り屋になりたい!」という後輩に、中古のカプチーノという後輪駆動の軽自動車を買わせて腕を磨かせたこと。20年ぶりくらいに一緒に仕事をするようになったら、家族を大切にする素敵大人になっていたこと。仕事では技術的な議論が出来るからこれからを楽しみにしていたこと。ふとした時に色々思い出す。この1ヶ月弱の間「俺に何か出来なかったのか?」という想いから、仕事に身が入らず庭を楽しむ気分にもなれずに居た。
昨日久しぶりに庭を眺めていると、大人のカナヘビのメス?が何かを探すかのようにウロウロし、レモンの木ではアゲハの幼虫が幹を登ったり降りたりラベンダー・アロマティコにはセイヨウミツバチが頻繁に飛来しているのが目に入った。今を精一杯生きている生き物を眺めていると、後輩の気持ちは後輩自身にしか分からない。俺がいつまでも凹んでいてもしょうがないと思えてきた。
今日は雨の月曜日。気分は冴えないが切り替えて行くか。